学芸大学の「おっぱいラーメン」こと「ラーメンBAR スナック 居酒屋」はキワモノじゃない。サバサバした気持ちのいいリーダー・貴子ちゃんの人柄に惚れて客が集まる、至極まっとうな素晴らしいバー・居酒屋。おっぱい以上のものがここにはあります

知らない人はこう言います。

「おっぱい行ってみようぜ」

知ってる人はこう言います。

「貴子ちゃんとこ行こうぜ」

貴子ちゃんをおっぱい呼ばわりすることが失礼とかそういうことではありません。そうではなく、一度でも行けばわかるからです。確かに見事なおっぱいですが、そんなものはオマケにすぎない、と。

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学芸大学駅から徒歩2分。東口商店街沿い、「晩杯屋」の上にある「ラーメンBAR スナック 居酒屋」。通称「おっぱいラーメン」。以前は武蔵小山方面に店舗がありました。この場所に移転してきたのは2014年。武蔵小山時代、3、4年前?に一度行ったことがありました。学大に移転してきてからは初めて。

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店主(リーダー)は弾けんばかりの巨乳・早川貴子ちゃん。学大に住んでたら誰もが知っている有名人。胸の谷間を開き、高いヒールを履き、商店街を闊歩する姿を一度は目にしたことがあるはずです。

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店に入った瞬間、思い出しました。そうそう、ここ「東京ローズ」っていうバーだったんだよなぁ。赤黒の壁がその面影をほんの少し漂わせています。そして、その雰囲気が貴子ちゃんによく合ってるや。

ちょうどボジョレーの解禁日でした。そして「おっぱいラーメン」にボジョレーを卸している酒屋さんもたまたまいらっしゃいました。せっかくだし頂いてみますか。3種のボジョレーを飲み比べてみます。

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ま、ボジョレーだからね。期待は……。おやぁ。おいしいじゃんw 特に最後に飲んだアラン・ユドロ・ノエラのシャルル・ヴァン・カネット氏による初のヌーヴォー。めっちゃうまい。

「なんかおいしいねー」

「そう、今年はおいしいんですよぉ」

と、ハスキーボイスの貴子ちゃん。

元グラビアアイドルで、こんなおっぱいでこんな見た目ですから、「いや~ん」とかなんとか言いそうな感じに見えるかもしれませんが、まったくの逆です。酔っ払って店や周りの客に迷惑をかけようものなら、ぶっ飛ばされますw 実際にぶっ飛ばすかどうかはさて置き、それくらいチャキチャキでさっぱり。このサバサバした感じがみんな好きなんですよねぇ。男も女も。

「そういえば、ちょっと前、隣だったんだよ。『味楽家』で」

「本当ですか? ハラミしか食べないけど(笑)」

「その割にとてつもなくいろいろ注文してたよ(笑)」

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カウンターの背後にはお酒がズラリ。実は何気にそろってます。SCAPAにLAGAVULIN、いいねぇ。お酒の列をじーっと見つめていたら。

「ひろぽん焼酎は?」

と、あっこちゃん。直前、「おかもと家」で一緒になり、「実は学大に移転してからまだ行ったことないんだよねぇ」と言ったら、「じゃあ一緒に行こう」とここに連れて来てくれた、こちらも学大の有名な飲んだくれw

「好きだよ~」

「じゃあこれ飲んでみて」

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ん? 一角? 飲んだことないし、見覚えないなぁ……。裏を見てビックリ。さつま無双(株)! 一番好きな芋焼酎が「さつま無双」です。こんなの絶対飲みたいに決まってる!

グラスになみなみ注がれた「一角」をチビリ。うわっ。うまっ。さすがさつま無双。芋の風味がしっかり出てます。そして、どことなく「さつま無双」っぽさもある。

「一番好きな芋焼酎がさつま無双なんだよ。これもうまいねぇ」

「でしょー!」

いま、これを書きながら「一角」について調べてみました。ところが、ネット上に情報がゼロ。そこで、さつま無双(株)に電話で聞いてみました。そうしたら、さつま無双(株)が作っているのは事実。だけど、プライベートブランドなので詳しくは……と言葉を濁し濁しw なーるほど。だから見たことないのか。今度「おっぱいラーメン」に行ったら、もっと詳しく裏のラベルを見ておこう。製造元以外に販売者が表記されてるはず。

※2016.12.03追記:再訪した際、裏を確認しました。製造元しか表記されていませんでした。追記以上

ていうか、こんなに数多くのボジョレーといい、この「一角」といい、面白い酒がいっぱいあるなぁ。詳しくは書かないけど、某超大手蔵元の日本酒も樽でやって来て、年越しで鏡開きするそうな。これも貴子ちゃんだからこそ手に入る。人なんだなぁ。

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さて、なぜゆえに「おっぱいラーメン」なのかというと、その名の通り、ラーメンが売りのバーだから。おっぱいをゆっさゆっさと揺らすように湯切りするのがこの店の名物です。ただ、その日はラーメンがなく、代わりに鍋がありました。他のお客さんが食べてます。ひと口頂きました。

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モツのダシがよく出たおいしい鍋。あ、今思い出した。〆にラーメン入れるって言ってたのに、それを食べずに次の店に行っちゃったよ。とほほ。食いたかったなぁ。とりあえず、鍋ではありますが食べればわかります。貴子ちゃんは料理上手。

と、ここで突然、貴子ちゃんがこんなことを。

「それ、BABYMETAL?」

KAgaMIさんのウェンブリーTシャツでした。パーカーは横アリ。

「そうそう。よくわかったね」

「お客さんで好きな人がいて」

「まじで? 周りにBABYMETALファンって本当いないんだよねぇ」

「なんか真っ白でウチ来たよ」

「ああ、たぶん白ミサだ。顔を白塗りにしなきゃいけないライブってのがあって」

「そうそう、そんなこと言ってた。ちょっと待って」

その方に電話してくれました。つながらなかったみたいだけど。てか、白ミサ(あるいは黒ミサ)行ったのか。このやろう。うらやましいなぁ。チッw

それからしばらくして。椅子にかけていた私のベビメタパーカーが下に落ちていました。お酒を運ぶために私の背後を通った貴子ちゃんは「これ、大事なパーカーでしょ。落ちてるよ」と拾ってくれました。拾ってくれるのは普通だとしても、その言い方。嬉しいなぁ。だってさ、本当に大事なものなんだもん。この人は人の気持ちがよくわかる人なんだなぁ。

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とても狭い店です。貴子ちゃんは仕切り上手だし、貴子ちゃんファンは店に協力的。だから知らない者同士もすぐに意気投合します。実際、その日も隣のお兄さんとは初対面だったのに、あっこちゃんと三人でスナックへカラオケしに行きましたw BGMがいっつもいいんだよねぇ。30代後半から40代が大好きな選曲。だから、ここに来ると必ずカラオケに行きたくなりますw

以上をお読み頂ければわかると思いますが、ここはキワモノの店じゃありません。ごくごくまっとうな、そして、とても素敵な店主がいる楽しいバー・居酒屋です。料金もごくごく普通。昨晩の私だけの会計はたぶん2500円とかそれくらいだったと思います(ワイン3杯、焼酎1杯、鍋のおまけつき。チャージはカウンターの乾き物が自由に取り放題で300円)。

結局、このおっぱいは”ホイホイ”なんですね。それはたとえば、ハッピーアワー・ビール150円とか、カキ食べ放題とかと同じ。でも、それだけじゃダメなわけです。たとえビール150円と安くても、料理がおいしくなかったら客は来てくれません。

貴子ちゃんのおっぱいは確かに魅力的。けど、おっぱいだけだったら一度来て終わり。なぜこの店に通うようになるかというと、この店にはおっぱい以上のものがあるから。

冷やかしでもなんでもいいです。一度、「おっぱいラーメン」に行ってみて下さい。そうすればきっと、男性だろうが女性だろうが、みんな貴子ちゃんのファンになります。そして、もし仮に最初はおっぱい目当てで行ったとしても、次に行く時はこう言うはずです。

「貴子ちゃんとこ行こう」

ラーメンBAR スナック 居酒屋(おっぱいラーメン)
東京都目黒区鷹番2-15-10 遠藤ビル 2F
食べログ

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後藤ひろし(ひろぽん)

雑誌・書籍編集兼ライター、ウェブディレクター。主に学芸大学駅(学大)界隈で飲んでます。学芸大学で巡った飲食店の数は約350軒。

https://twitter.com/gokky_510

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