「元祖博多 中洲ラーメン屋台 一竜 学芸大学店」で豚骨ラーメンを食べて来た~福屋ビル1階の店舗の変遷とガーデングループについて

学芸大学駅から徒歩30秒。西口商店街沿いにオープンしたラーメン屋「元祖博多 中洲ラーメン屋台 一竜」。2016年12月26日のオープン日から数日経った頃、行ってみました。

ラーメンについては後ほど紹介するとしまして、まずは運営会社について。かなりややこしいので、不正確なことが含まれているかもしれません。ご了承を。

買収しては店をすげ替えて行くガーデングループ

この物件(福屋ビル)はもともと洋品店「J-FK」でした。洋品店が閉店し、1階が飲食店用物件に改装され、2012年8月30日、「東京チカラめし 学芸大学前店」がオープンします。運営は(株)三光マーケティングフーズ

2014年6月、三光マーケティングフーズは(株)チカラめしを設立し分社化、同時に同社を(株)マック(現(株)エアサイド)、(株)ユウシン(現(株)グローバルデザイン)、マイビス(株)に譲渡。結果、「東京チカラめし」68店舗が3社に承継されました。この3社は現在、グループ会社(ガーデングループ)となっています(後述)。

「東京チカラめし 学芸大学前店」は2014年11月頃に「すためしどんどん 学芸大学店」になります。ところが、2015年3月1日に同店は閉店。約1週間後、2015年3月9日に「釜炊きとんこつラーメン 虎右衛門 学芸大学店」にリニューアルしました。さらにその2ヶ月後、「究極の鶏白湯・釜炊きとんこつ 品川製麺所 学芸大学店」となります。

ちなみに2015年5月末には(株)チカラめしが運営する店舗はすべてなくなり、ラーメン店「横浜家系ラーメン 壱角家」などに変わりました。2015年7月、(株)チカラめしは(株)イー・ダイニングに社名変更しています。

2016年12月10日、「品川製麺所 学芸大学店」は閉店します。そして2016年12月26日、「元祖博多 中洲ラーメン屋台 一竜 学芸大学店」となりました。

話が前後してしまうのですが、2015年12月、純粋持株会社の(株)ガーデンが新設されます。その傘下には前述した会社など約8社の子会社があります(後述)。「元祖博多 中洲ラーメン屋台 一竜」を運営していた(株)トライアングルもその内のひとつで、2016年11月、(株)トライアングルは(株)ガーデンが完全子会社化しました。

現在、(株)ガーデンの傘下には「すためしどんどん」「壱角家」「一竜」などを運営している(株)イー・ダイニング、「すためし」「東京名物 油そば」などを運営している(株)グローバルデザイン、「銀座らんぷ亭」「壱角家」などを運営する(株)神戸らんぷ亭、「カラオケマック」を運営する(株)エアサイドなどがあります。(株)ガーデンおよび関連会社・子会社は一大飲食グループを形成しています。

学芸大学のあの物件(福屋ビル1F)という視点から見てみますと、ガーデングループがいろいろな飲食チェーン経営会社を買収しては、ポコポコとその都度、店をすげ替え、リニューアルさせていっているということです(この物件に限らず、これが同グループのビジネスモデル)。そして2017年1月現在は「元祖博多 中洲ラーメン屋台 一竜」になっている、と。

長かったので、ここで一度、まとめておきます。

学芸大学駅前の”あの物件”は、東京チカラめし→すためし→虎右衛門→品川製麺所→一竜と変わってきた。基本的にはすべて(株)ガーデン(およびその子会社)が飲食店をやってきていてる。同グループが他に勢いのありそうな会社(店)を傘下に収めたら、「一竜」はまた他の店に変わるかもしれない。ということです。

では、「元祖博多 中洲ラーメン屋台 一竜」について。

中洲屋台から始まった「一竜」

とても広い店内にはカウンター席とテーブル席がいっぱい。





メニューはこんな感じです。とりあえず基本の「とんこつラーメン」(680円)を注文しました。食券じゃなくて口頭で直接注文します。

豚骨感は薄めですが、味付け自体は濃いめで甘め。要はチェーン系のとんこつラーメンの典型といった感じです。

麺はラー麦を使った日清製粉製の麺だそうです。ラー麦は福岡のラーメンのために品種開発された小麦の名称。福岡県が商標登録しています。

虎右衛門、品川製麺所でも食べましたが、味がどうだったかをまったく覚えてないので、どう違っているのかもよくわかりません。

画像転載元/ホットペッパーグルメ:元祖中洲 屋台ラーメン 一竜 名古屋栄店

「一竜」の大もとは昭和30年に博多・中洲(那珂川通り)で創業したラーメン屋台「一竜」です。中洲で屋台ラーメンを最初に始めた屋台とも言われていて、とてつもない人気だったようです。

屋台は2007年ごろになくなったそうです。そして2007年2月、「一竜」から暖簾分けを許された店が博多川端商店街にオープンします。「元祖 中洲屋台ラーメン 一竜 川端商店街本店」です。当時の運営会社はよくわかりませんが、ここが直営店1号店です。

2008年2月、西中洲にも店舗ができました。「中洲屋台ラーメン 一竜」で、ここがフランチャイズ1号店だそうです。

おそらくは紆余曲折がありつつ、最終的には(株)トライアングルが「一竜」を運営するようになったのでしょう。これを(株)ガーデンが買収したというのは先述の通りです。

店の決め手となる食材や味についても、自社契約工場より、全国へ安定供給しますので、本家本元の味を損なうことなく、手間をかけず同じ味が再現できるシステムに。飲食の経験のない方でも、同じ味のラーメンが作れます。

フランチャイズWEBリポート:博多とんこつラーメン専門店 元祖博多中洲屋台ラーメン 一竜の独立・開業情報

(株)トライアングル時代のフランチャイズ募集告知です。直営店とフランチャイズで違うかもしれませんし、ガーデングループになってから変わっているかもしれません。ですから、今の学芸大学店がどうしているのかは不明です。また、もともと中洲にあった屋台「一竜」のラーメンと、学芸大学にできた「元祖博多 中洲ラーメン屋台 一竜 学芸大学店」のラーメンが、どれほど似ているのか、どれほど違うのかもわかりません。

さて、「一竜」はいつまで続くでしょうね。次はなんでしょうね。

元祖博多 中洲ラーメン屋台 一竜 学芸大学店
東京都目黒区鷹番3-6-22
080-5986-4614
11:30~26:00
公式サイト

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後藤ひろし(ひろぽん)

雑誌・書籍編集兼ライター、ウェブディレクター。主に学芸大学駅(学大)界隈で飲んでます。学芸大学で巡ったお店の数は約350軒。

https://twitter.com/gokky_510

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