「anea cafe GAKUGEIDAIGAKU(アネアカフェ)」(学芸大学)は賑やかでおいしい、ペット可の人気カフェ。オシャレなカフェが呼び込む風は街のバランスを保っているように感じます~中目黒の再開発と学芸大学のオシャレ化

学芸大学はオシャレな街。そんなイメージを持っている人も多いようです。そして、”学大=オシャレ”で語られる際によく引き合いに出される店の内の一軒が「anea cafe GAKUGEIDAIGAKU(アネアカフェ)」。

学芸大学駅から徒歩6分。東口商店街を抜けたところ、「香氣(こうき) 四川麺条 学芸大学店」がある五叉路を左折し、ひとつめの十字路を右折すると、「anea cafe」というカフェがあります。油面通り沿い、「セントラルフィットネスクラブ目黒」の向かいです。

学芸大学駅界隈でも有数の人気カフェ。いつも賑わっている印象です。私が行ったのは祝日でした。賑わいに拍車がかかっています。店内には若めの男の子、女の子がいっぱい。ついでに犬もいっぱい。そう、ここは犬連れOKのカフェです。散歩途中で寄るという人も多いんでしょうね。

静かにまったりといった感じではありません。BGMは明るめで、あっちの会話、こっちの会話が耳に入って来ます。とても楽しい雰囲気。



メニューを開いてビックリ。つまみっぽいものから、サラダ、肉、魚介、パスタ、ピザ、カレーとフードメニューがとにかく多い。もちろん、ケーキ、パンケーキもあります。


ドリンク類もいっぱい。アルコールもあります。

さらに、ワンちゃん用のメニューも。

まずはコーヒー、アイスカフェラテがやってきました。私はいつものようにたっぷりとシロップを入れます。上部はコーヒーの香ばしさとミルクの甘みがほどよく混じり合っています。底へ行くほどまったり激甘に。

大きな窓を見ると、カラフルな文字が書かれています。裏から読んでみると、どうやら次の日曜日、2017年3月26日に7周年記念のパーティーがあるようです。へぇ。7年か。結構長いなぁ。それだけ人気ってことなんだろうな。

ある程度、時間がかかって、クリームチーズとチョコレートのセミフレッド~イタリアンアイスケーキがやってきました。セミフレッド?

「セミは半分。フレッドは冷たい。半冷凍」(連れ)

「なるほど」(私)

半解凍されたケーキにシャクっとフォークが刺さります。口に入れると瞬時に溶けて、チーズの風味、甘み、チョコのパリットした食感が混ざり合い、冷たさを保ったまま口内を満たします。うめえなこりゃ。明治の「ファミリア」って知ってる? 大きな直方体のボックスに入ったアイス。あるいは森永乳業の「ビエネッタ」。あのサイズで食いたいね。一気に食いきる自信ある。それくらいうまい。

「うまいねぇ」(私)

「セミフレッド似合わないね(笑)」(連れ)

いやまあそうなのかもしれないけどさぁ。似合うとか似合わないとかそういうこと?w

改めて周囲を見回してみます。若い夫婦、新卒くらいの歳に見える男の子グループ、犬を連れた女性、楽器を持った常連ぽい外国人のあんちゃん、ワンちゃんにまでお決まりのメニューがあるシニア夫婦。いやはや、利用層がとてつもなく広いな。

働いてる子はみんなかわいいし、いい意味での雑音が耳を心地よく刺激してくれるし、ケーキはおいしいし、フリーのWi-Fi飛んでるし、帰って調べてみたら、席によっては電源も使わせてくれるらしいし。

メニューに書いてあったのですが、「anea」は「AN EXCELLENT ARTICLE」の略で逸品という意味だそう。みずからハードルを上げるようなものですが、実際にそうなってんだからお見事です。

ところで、中目黒駅東側のGTビルが建っているあたり、上目黒二丁目地区の再開発が本格化したのは1999年ごろ。現在はタワーマンション・中目黒アトラスタワーが建っている目黒川沿いの一帯、上目黒一丁目地区の大規模再開発は2007年から始まりました。

一方、学芸大学では2006年、駒沢通り沿いに「EMPORIO cafe dining」がオープンしました。「ロマンレコーズカフェ (Roman Records Cafe)」は2009年、「anea cafe GAKUGEIDAIGAKU」は2010年、「AWORKS」は2014年に学芸大学にオープン。奇しくも、この記事をアップした直後、2017年4月5日に本オープンするカフェ「Hummingbird」は中目黒から移って来ました。中目黒にありそうなオシャレなカフェが2000年以降に、続々と学芸大学にオープンします。

中目黒の再開発が進むにつれ、次々と学芸大学にオシャレなカフェができ始める――偶然のことではありますが、少なくともこのことは学芸大学という街にとってはプラスに働いていると思います。

「最近は若いヤツがどんどん店出してるじゃん。学大も変わっていくんだよね。いいことだと思うよ。そうしたら、中目とか渋谷とか自由が丘とかも近いじゃん。もっといろんな人が来てくれるようになるだろうしさ」

とは、「グリルバー 暖談(だんだん)」のとみーさん。

新しくなるだけでも、”古きよき”が残っているだけでもない。中目、三茶、ムサコの立派なビルを尻目に、ちょうどいいバランスで新旧が混じり合う街・学芸大学。のんびりと歩みを進めるこの街がカビないよう、新しい風を呼び込み、あるいは新しい風を吹き込むオシャレカフェってのは、街にとってもありがたい存在だよなぁ。対面のチワワと目で会話をしつつ、甘ったるくておいしいカフェラテを飲みながら、しみじみそう感じるのでした。

anea cafe GAKUGEIDAIGAKU(アネアカフェ)
東京都目黒区中央町1-16-14 飯島ビルPart3 1F
03-6452-3386
食べログ

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後藤ひろし(ひろぽん)

雑誌・書籍編集兼ライター、ウェブディレクター。主に学芸大学駅(学大)界隈で飲んでます。学芸大学で巡ったお店の数は約350軒。

https://twitter.com/gokky_510

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