「むつみ屋 学芸大学店」の濃厚味噌らーめんは濃厚なんだけどマイルド。ダシと味噌のバランスがいい塩梅。ただ、チェーン店なのに830円というラーメンはどうなんだ?食べてみた結果は…

学芸大学駅から徒歩5分。駒沢通り沿いのラーメン店「むつみ屋 学芸大学店」。長らく「らあめん花月嵐 学芸大店」だった場所で、2016年4月25日にオープンしました。

現在「むつみ屋」を運営しているのは(株)YCP Retailingです。2013年11月に「むつみ屋」創業者・佐藤薫(竹麓輔)氏の会社・(株)ハートランド(2013年11月1日に自己破産)から事業を継承しました。「むつみ屋」には直営店とフランチャイズ店があるようですが、「むつみ屋 学芸大学店」がどうなっているのかはよくわかりません。

もちろん「むつみ屋」ができたことは知っていました。なんならオープン前、「むつみ屋」の看板が取り付けられた日すらわかっているほど。だけど、これまで一度も行きませんでした。理由はただひとつ。

「チェーンのラーメン屋ごときが800円取るってどういうことだよ」

そう思っていた私が今回、「むつみ屋」に足を運んだ理由もただひとつ。

オープン1周年記念で、2017年4月21日~25日まで、830円の濃厚味噌らーめんが500円だったからw

食券販売機も周年記念仕様。

そうそう。最近、コーンのバカ盛りとか、麺なしでコーンだけのメニューとかも出してるね。PR手法にちょいと首をかしげたくなることがなきにしもあらずではあるんだけどw

店内はカウンター10席ほど、4人掛けテーブルが2つ。濃厚味噌らーめんの食券を500円で買い、忙しそうにしているスタッフに渡しました。というか……。

ただいま日曜日の13:30。日曜日のランチタイムですよ。周年割引イベント期間です。30席弱のそれなりに広い店舗。なのにワンオペ? どうしてもバイトの都合が合わなかったのでしょう。けど、これはさすがにひどいなw かわいそうに。

さて、濃厚味噌らーめんがやって来ました。

ふむ。いい香り。500円という特別価格だったとしても容赦はしないぜ。普段は830円というチェーン店の味噌ラーメン、いかほどのものかとくと拝見いたしま……

あ。

うまっ。

食券機の張り紙からすると、週によって味噌が異なるのかもしれません。この日は赤味噌でした。赤味噌というと塩味(えんみ)が尖っているイメージなのですが、このスープにそんな感じは一切ありません。どちらかというとまろやか。ダシの効き具合もちょうどいい。

味噌感が強すぎるのは好みじゃない。ダシが強すぎても味噌ラーメンを食う意義が薄れる。好みの話ではありますが、いい塩梅であってほしいのが味噌ラーメン。この濃厚味噌らーめんはまさにそのバランスがいい。

クリーミーとまでは言わないけどマイルドな口当たりもいい。トロっとしたチャーシューもいい。本当はもっとブリッブリの麺がいいんだけど、スープがよく絡むこの麺もおいしい。麺はなんとか食品って書いてあったな。カタカナの名前。カネジン食品かな。

私にとっての味噌ラーメンNo.1は「らーめん山田」(恵比寿)です。味噌に限らず、あらゆるラーメンの中で私がもっとも多く食べたのが「らーめん山田」の味噌ラーメン。ご主人が亡くなり、もう「らーめん山田」の味噌ラーメンは食べられません。ですから、「らーめん山田」の味噌ラーメンは私の脳内で神格化されています。味噌ラーメンには相当なバイアスがかかっています。

だから認めたくない。チェーンの830円もするラーメンなんて認めたくない。認めたくないんだけど……「むつみ屋」の濃厚味噌らーめんはうまいと認めざるを得ない。偉そうなことをさんざん書いてきてごめんなさい。おいしかったです。ギャフン。

モンゴメリー砂田は650円、びぎ屋は750円、麺LABOひろは900円。一方、むつみ屋の一番安い味噌らーめんで800円、この濃厚味噌ラーメンは830円。私の値ごろ感からすると、やっぱり高い。高いんだけど……。

口がどうしても味噌ラーメンになってしまった。とにかく味噌ラーメンをいち早く食べたい。そういう状況に陥ってしまったら、「むつみ屋」へ向かうだろうなw

むつみ屋 学芸大学店
東京都目黒区五本木3-33-2
03-6451-0877
食べログ

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後藤ひろし(ひろぽん)

雑誌・書籍編集兼ライター、ウェブディレクター。主に学芸大学駅(学大)界隈で飲んでます。学芸大学で巡った飲食店の数は約350軒。

https://twitter.com/gokky_510

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