MEAT JOURNEY 2018

「トマトキッチン ヤネウラ」は中目黒の隠れ家的居酒屋。ほっこりできる雰囲気で味わう料理は、どれもシンプルながらひねりが効いています~トマト料理以外のメニューもいっぱいある絶品創作料理店

中目黒駅の南改札(山手通りの反対側)から徒歩1分。線路沿いに「トマトキッチン ヤネウラ」という居酒屋があります。正面改札からだと「吉野家」の筋です。「北の恵」「一平」の上。

営業していれば看板が出ているはず。イラストがかわいいw

で、この細い脇道を入ります。

すると、なんだか怪しげな雰囲気の階段がw ここが入口です。なんの人形だろうな。この衣装で手を合わせているってことは、バリとか?

カウンター席とテーブル席があります。内装は民家そのもの。そして、天井を見上げると屋根の梁がむき出しになっています。まさに屋根裏といった風情。なんだかとても落ちつきます。

ご夫婦でやってらっしゃいます。福島で飲食店をなさっていたのですが、3.11で東京に移住してきて、中目黒の飲食店で働いた後、2013年7月、「トマトキッチン ヤネウラ」をオープンさせたのだとか。

「Bar BULLBULL(ブルブル)」(学芸大学)にお二人が来ていて、そこで私もお会いしたことがあったのですが、来てもらったお礼に「BULLBULL」店主のマミさんが行くってんで、私も誘われブルブルメンバーと共にうかがったという次第。


店名は「トマトキッチン ヤネウラ」で、確かにトマトを使ったメニューもあるのですが、全部が全部、トマトというわけではありません。トマトメニューは3割程度。ですから、トマト料理もある居酒屋、くらいのイメージでいいかもしれません。

と言いつつ、せっかくですからね。一杯目はトマトのリキュール(サントリーのトマトマ)をホッピーで割るトマッピー。しっかりトマトの風味がして、ちょっぴり甘い。レッドアイを少し甘くした感じ。めっちゃうまい。うますぎて結局、二杯目も同じものを飲んじゃいました。

お通しのバーニャカウダ(5人分)。ディップソースには味噌も使われてるんじゃないかな。おいしい。

自家製のヤネウラ餃子。6個、10個、15個と選べます。小ぶりなので、6個なら一人でつまみとして十分食べられると思います。

粗挽きのゴロゴロっとしたひき肉は鶏? 食感がいい。そして、あっさりしそうなものなんですが、下味がしっかりしている。だから酢とコショウ(?)のタレにピッタリ。本体との相性をちゃんと考えて作られたタレなんだろうな。

オススメということでお願いしたニラのおひたし。ニラのおひたしは初めてだなぁ。黄身が乗っているので、味わいはまろやか。ニラ特有のクセはまったくありません。ニラと言われなければわからないかも。歯ごたえがあるので、いつまでもポリポリと食べていたい。酒が進むいいつまみです。

取り分け後のトマト玉子炒め。中華でよくあるあれかな、と思いきや。玉子を口に入れた瞬間、フワッと薫香? 香ばしくてめっちゃうまい。

トマトソースグラタンはトマトがいっぱい。ズッキーニもいっぱい。そして、スパイスがほんのり。メキシカンぽい感じ。辛くはありません。うめぇ。

かるぼんちーのなんとかw カルボナーラっぽくもあり、なんとかぽくもあるといった説明を聞きました。大人数で来てるから、一人、二人の時と違って注意力散漫w

とろみというほどではなく、かすかに片栗粉でとじられていて、スープにはベーコンのうまみがしっかり出ています。本体はにゅうめんです。優しいんだけどふくよか。

こちらもぜひと勧められたスペアリブ。人数分頼んだのですが、一本サービスして頂きました。ひと口目でこれまたビックリ。やっぱり薫香。表面が香るだけじゃないんです。肉の中までしっかりと薫香が浸透してます。まるでベーコンのよう。超うまいんですけど。

「もしよければ、この岩塩使ってみて下さい。面白いですよ」

ガリガリ削ってひと舐め。

「硫黄だ」

温泉卵のような風味。そして甘みも。この岩塩をスペアリブにつけて食べると、さらに香ばしさが増します。やっば。

メニューを見る限り、あるいは料理写真を見る限りは、ごく普通の居酒屋料理に思えるかもしれません。けど、よーく味わってみると、それぞれに細かなひねりが加えられていて、ハッとさせられます。そして、マネしてみたいとも思わせます。マネしたくなる料理はいい料理。

私たち以外には女性一人、男性一人がお客さんとして来ていました。いずれも常連さん。奥さん・アヤさんのサッパリした感じとか、マスターの男らしくも朗らかな感じとか、そういうのに惹かれて来る人も多いんだろうな。

ビールのトマトジュース割=レッドアイ。コショウが振られています。ピリッとしておいしい

屋根裏の店内は温もりがあり落ちつきます。その雰囲気に合った外見上は飾らない料理の数々は、けど、しっかり技がきいていて、どれもうまい。一人でしっぽりもできるし、大人数でも利用できる。少し怪しげなエントランスも隠れ家的でなんだかいい。姐御、兄貴風情の店主の人柄も素晴らしい。

なんだか、いい店だなぁ。あっちゃんありがとう。いい店を「BULLBULL」に、俺に紹介してくれて。

トマト好きでも、そうでなくてもぜんぜん大丈夫。きらびやかでオシャレなお店がいっぱい建ち並ぶ中目黒にあって、ほっこり、まったりできるこういう店ってのは少なくなりつつあるのかもしれません。機会がありましたらぜひ一度。

トマトキッチン ヤネウラ
東京都目黒区上目黒3-6-5 西銀座ハイツ 2F
080-5576-9696
18:30~2:00
不定休
食べログ

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