MEAT JOURNEY 2018

「Somtum Der TOKYO(ソムタムダー東京)」(代々木・新宿)はミシュランを獲得したタイ料理店。他にはない味付けのイサーン料理は濃厚だけど食べやすいです~タイ料理が好きでも苦手でも楽しめるオシャレなタイ料理屋

代々木駅、南新宿駅から徒歩3分。新宿駅からでも10分弱。山野美容専門学校の向かいに「Somtum Der TOKYO(ソムタムダー東京)」というタイ料理店があります。「ビストロ ひつじや」のすぐ近くです。2017年9月13日にオープンしました。

本店はタイ・バンコク。ニューヨーク、ホーチミン、北京にも店舗があり、「ソムタムダー東京」は5店舗目で日本初上陸です。

「ソムタムダー」のオーナーはThanaruek Laoraovirodge氏。同氏はタイの東北地方・コンケーン県(イサーン地方)出身です。2012年、イサーン、コンケーンの料理のおいしさを知ってほしいという思いから、同店をオープンさせました。

2014年にはニューヨークにも出店します。そして2016年、「ソムタムダー ニューヨーク店」はミシュラン 2016でひとつ星を獲得しました。

店名のソムタムは青パパイヤのサラダのこと。タイの国民食と言われるほどポピュラーな料理です。ダーは、イサーン地方の方言です。公式サイトの説明によると、こんな意味だそう。

「おいしいね」「楽しいね」などの“ね”と似た感覚で、語尾に親しみを込めて使われる言葉です。そんな故郷の方言を店名に入れることで、イサーンの人々が持つ温かみのあるおもてなしの気持ちを表現しているのです。

公式サイト:About us

店内はこんな感じ。私たちがイメージする日本のタイ料理店とはかなり違います。エスニックというよりも、ポップでモダン。とても明るくて、軽やかな印象。バンコク本店もニューヨーク店も似た雰囲気です。

メニューがめちゃくちゃ多いので、記事末にまとめて写真を載せておきます。まずはビールで乾杯!

シンハーの生ビール(700円)。もちろん瓶のシンハーと味は変わらないのですが、あまり見かけない生というところが、ちょっと自慢したくなる感じ。「俺、シンハーの生飲んだことあるんだぜ!」とw 「松記鶏飯(SONG KEE JEE FAN/ソンキージーファン)」の生タイガービールもそうだよねぇ。

コースはありません。すべて単品でお願いしました。

タム プラードゥックフー(1280円)。スパイイシーパパイヤサラダ、ナマズのサクサク揚げ添え。

ソムは「酸っぱい」。タムは「つく・叩く」。木や石でできた臼(うす)にスパイスや野菜を入れて、すり棒で叩いたりすったりしているのを見たことありませんか? タイ料理では必須の調理器具なんですが、ついたり叩いたりすることがタム。こうして作られるサラダがソムタム。このタム プラードゥックフーもソムタムです。

味付けは、「辛くてもぜんぜん構わない。とにかく現地仕様でお願いします」と言っておきました(何でもかんでも辛くしてくれ、と言ったわけではありません)。

いやー。超うまい。よくあるソムタムより酸味は控えめ。少し辛め。甘みが強くて、白身魚と揚げかすのようなもののサクサク感がなんとも心地いい。

ラープ ムー(1080円)。豚ひき肉のスパイシーハーブ和えサラダ。辛い物好きからするといい辛さ。普通の人にとってみたら超辛い、それくらいの辛さです。辛いだけじゃありません。ちゃんと酸味と甘みもあります。うめぇ。

サポークガイトートダー(1080円)。ダー特製フライドチキン。骨付きのジューシーな肉とサックサクの衣。甘辛いタレ。うまいよぉ。

ヤムウンセンとスタッフさんは言ってました。が、メニューを見返すと、ヤムウンセンがありません。特別に作ってもらったのかな。先に来ていたメンバーがうまいことメニューを調整してくれてたので、よくわかりませんw とりあえず、ヤムウンセンではあるのですが、これもなんだか妙にうまい。

で、ここまでもそう。このあともそう。アホみたいにパクチーを入れたりしてません。そりゃそうだ。そして、パクチーもさることながら、ミントなどのハーブも印象的です。これがいいんだよなぁ。

クンチェーナンプラー(1680円)。生エビの特製ナンプラー、青唐辛子ソースがけ。このソースがまたね。辛いだけじゃない。香ばしさのようなものも感じさせます。なんだろう。生の唐辛子、生ニンニクと一緒に生エビ。うまいに決まってんじゃん。

タムスアダー(約1300円/写真が切れてて不明w)。バラ―(魚を発酵させて作る香りの強いソース)味の麺入りスパイシーパパイヤサラダ。クセが強そうに思いますが、そうでもありません。麺は素麺のような感じ。生もやしを食べるとアジアだなーって感じがするんですよねぇw

ゲーンオムガイ(1280円)。チキンとイサーンハーブのスープ。濃厚で奥深い味わい。トムヤムクンに似てる気がします。うまっ。

ムービン ガティソット(1250円)。ココナッツミルクでマリネした豚肉の串焼き。豚の味噌漬け焼きに似た感じ。甘くてふくよか。めっちゃうまい。

ガラムプリー トートナンプラー(900円)。キャベツのナンプラー炒め。見た目は単なるキャベツなんですが、食べると、こいつがえげつないほどうまい。甘くてしょっぱくて香ばしさのあるキャベツ。うまー。

カオクルックガビ(1450円)。エビペーストで炒めたチャーハンの混ぜご飯、干しエビ、豚の甘煮、野菜などを添えて。すべてを混ぜて食べます。エビのうまみが前面に出ていて、いろいろな食感が混ざり合っているのも楽しい。

私はこのままの味付けでちょうどいいと感じましたが、他のメンバーは一緒に供された調味料を加えていました。人によってはあっさり目と感じるかもしれません。私は唐辛子をたっぷり投入w

パットミー イサーン(400円)。イサーンスタイルの焼きそば。具なしのパッタイのような感じなのですが、もっとねっとり濃厚。小さいサイズなので、〆にあともう少し!という時にピッタリ。

ジャムパ パン(650円)。イサーンの柔らかかき氷。きめの細かい練乳イチゴのような味わいです。かき氷はおいしいのですが、問題は小さな食パン。タイなど東南アジアではかき氷やアイスに食パンを添えて食べるのだとか。私はこれが苦手で、しっとり水分を吸った食パンが大嫌い。だから、氷部分はおいしいけど、一品として見たら私はナシw











ね? メニューめっちゃ多いでしょ?w バンコク本店のメニューはニューヨーク店でミシュランを獲得した、「ソムタムダー」グループのトップシェフ・ゴーン氏と、「ソムタムダー」のタイ人投資者たちが共同で考案したのだそう。そして、東京店のメニューはこのバンコク本店メニューからセレクトされているのだとか。

全体的に言えることですが、「ソムタムダー」の料理はタイ料理の基本、「甘い、酸っぱい、辛い」の内、甘さが際立っています。もし、タイ料理が好き、辛い物が好きというのであれば、デフォルトよりも辛めに作ってもらった方がいいような気がします。

また、普通のタイ料理屋では味わえないような、ちょっと変わった味付けも同店の特徴です。けど、それはクセが強い方に向くのではなく、食べやすさに向いていると感じます。ですから、タイ料理に食べ慣れてる人にとっては、いつもと違ったタイ料理として楽しめますし、タイ料理がそれほど得意じゃないという人にとっては、食べやすい味じゃないでしょうか。

ただ、値段は少し高めです。少人数で行くよりも大人数で行った方がいろいろ頼めて、コスパよく感じられるかもしれませんね。ちなみに私たちは8人で行き、上の写真はすべて4人で食べました(つまり、この倍量を注文しています。デザート以外は)。

いやぁ、なんにせよ、おいしかったなぁ。そして、タイ料理好きとしては、こんな味わいも出せるのかという驚きもありました。タイ好きの仲間を集って、4人くらいでどうですか?

Somtum Der TOKYO(ソムタムダー東京)
東京都渋谷区代々木1-58-10 松井ビル1F
03-3379-5379
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