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環七沿いの豚骨ラーメン「豚野郎」は味と心意気が真っ直ぐで潔い

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環七、龍雲寺交差点のすぐ近くに、「豚野郎」というラーメン屋ができました。あの「野郎ラーメン」とはまったく関係ありません。ラーメンもまったくの別物。こちらは本格的な豚骨ラーメンです。

いつも食べるのは「努豚骨(どとんこつ)」。スープにはとろみがあります。味わいはまさにド豚骨。濃厚。

麺は茹で加減を指定できません。バリ堅オンリー。豚骨ラーメンにありがちな紅ショウガや高菜といった薬味も一切なし。

食べ進むうちに飽きてきそうなものですが、そうでもありません。不思議とズルっといけてしまいます。

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何度か食べましたが、毎回、微妙にスープの味が違います。ちゃんとスープを採っている証拠なんでしょうけど、なんでだろうw 冒頭の写真とこちらの写真、まったく同じラーメンのはずなのに色がぜんぜん違います。色が濃い方は返し(?)が多いのか煮詰まってこうなったのか…。若干、塩気が強かった気がします。ま、このブレはご愛敬。嫌な感じはしません。

目の前は「せたが屋」、すぐ先に「ふくもり」。せたが屋グループのど真ん中に店を出すその心意気やよし。おいしいですから、なんとかがんばってほしいところ……なんですが、行くといっつもガラガラw たまたま?

「せたが屋」に行列ができていて待つのが嫌なら、ぜひ一度、「豚野郎」をためしてみてください。濃厚な豚骨スープ、薬味一切なし、茹で加減の指定不可――正統派の投げるど真ん中ストレートは潔く、そして気持ちいいです。

なお、店は〆に雑炊を推していますが、私は替え玉をお勧めします。

2015.08.22追記:豚野郎 駒沢店は2015年8月27日に閉店します(しました)。

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どういう事情で閉めるのかわかりません。また、何かマイナスがあって閉まるとも限りません。でも、ダメで閉店したと仮定して、その原因を推察してみました。

  • ちょっと高め。このシンプルさなら、できれば600円台にしてほしかった
  • 真っ直ぐな豚骨は食べる人を選ぶ(豚骨が嫌いな人も多いですし)
  • せたが屋グループには勝てなかった
  • この場所が悪かった(環七のこの界隈は飲食不毛の地。せたが屋は別として)
  • 店名が悪い(ネット検索で野郎ラーメンに負ける。店の前を通っても、野郎ラーメンのような店だと勝手に勘違い)
  • 物件が悪い(街路樹が邪魔をして車道からは見えづらい。歩道を歩いていてもひっそりとしていて入りづらい)

なかなかおいしくて、ちょくちょく行っていたんですが、残念です。

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