「レインカラー」の色~学芸大学の料理上手な人気ワイン食堂で絶品パスタとトリッパを食べてきた

「予算は一人5000円と、ちょっとぜいたく気分。女の子と二人だから、計1万円か。ワイン好きな彼女が喜びそうないい店、学芸大学にない?」

もし、こう聞かれたら、私は即答で「レインカラー(Rain Color)」と答えるでしょう。女子二人で行くのもオススメです。

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学芸大学駅から徒歩3分。東口商店街をずっと歩いていき、右手にセブンイレブンが見えたら、「ワイン食堂 レインカラー(Rain Color)」はすぐ隣です。

ナチュラルテイストで温もりのある店内。いつも笑顔の優しい店主たち。左の壁一面は透明な扉で仕切られたワインセラーになっていて、たくさんのワインが並んでいます。

席に着き、頭上の黒板に目をやります。いろいろなメニューが書かれているわけですが、私はずっとこの黒板を眺めていられます。メニューを見ているだけで楽しいんです。

「これなんだろう」
「どういう風に出てくるのかな」
「まずはあれいって、次はこれで…」

そういう想像をしているだけでときめきます。メニューだけで喜ばせてくれるのは、いい店の証拠。逆に、イマイチな店はメニューがつまらない。たとえおいしくても、そういう店にもう一度足を運びたいとは思わせてくれません。この差はなんでしょうね。不思議です。

さて、今回頼んだのは、一番安いグラスワインと、トリッパ、九条ネギと白子のパスタ。

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トリッパはニンニクが効いています(ニンニクではないかもしれません。コンソメで云々とおっしゃってました)。ソース自体の塩味(えんみ)は控えめです。「ん? ちょっとアッサリかな?」と一瞬思わせます。だけど、振りかけられたチーズ、柔らかく煮込まれたハチノスと一緒に口へ運ぶと、ちょうどいい味わいになります。この加減……上手だ。プロに向かって上手というのもどうかと思いますがw

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裏ごしされた(?)白子がたっぷり絡んだパスタも絶品。柚子がいいアクセントになっています。同じ材料で同じようなものを作れと言われたら、私ならがっつりパンチの効いた濃厚なパスタにしちゃうだろうなぁ。この加減が上手です。プロに向かってry

イタリアから食材を直送で仕入れているのだとか。そんな食材で作られた料理は目でも味でも楽しませてくれます。大げさではない驚きを感じさせてくれる料理ばかりです。「じゃああれはどうだろう…」と次に期待が高まります。

もしかしたら、パッと見で「地味な店」と思うかもしれません。だけど、よく目を凝らして、店内を、ワインを、料理を見てみて下さい。地味なはずの店が華やかに彩られていたことに気付くでしょう。そしてその頃には、あなたの心も、素敵な相手との会話も、美しい虹色に染まっているはずです。

自然派ワイン食堂 レインカラー
東京都目黒区鷹番2-8-21 1F
03-5721-3612
食べログ
※料金、メニュー構成は「バル」というよりも「オステリア」に近い印象です。イタリアンだけじゃないっぽいですが。場所は先述のセブンイレブンのすぐ先の小道を5mほど入ったところです。禁煙です

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後藤ひろし(ひろぽん)

雑誌・書籍編集兼ライター、ウェブディレクター。主に学芸大学駅(学大)界隈で飲んでます。学芸大学で巡った飲食店の数は約350軒。

https://twitter.com/gokky_510

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