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LODGE BISTRO SARU(学芸大学)は野趣溢れる鹿肉がおいしい"山"をテーマとしたロッジ風ビストロ。前菜、パスタが絶品でした

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学芸大学駅から徒歩3分。東口商店街沿いの三菱UFJ銀行の角を右へ曲がった先に「LODGE BISTRO SARU(ロッジ風ビストロ サル)」(学芸大学)というお店があります。2015年2月にオープンしました。

コンセプトは「山の"いのち"をいただこう」。外観も内装もロッジ風。広々とした店内は木のぬくもりが溢れていて、落ちついた雰囲気です。壁掛けハンガーが動物になっていたり、細かいところで凝ってますね。カウンターの作り方も独特で面白いです。これらを見た瞬間、接客を受けた瞬間、「あ、"アレ"っぽいな」とは感じましたがw "アレ"については後述。

運営は株式会社Root(代表:猿田伸幸氏)。学大の店舗のほか、Smoke & Vegetable Bistro SARU 白金、Fresh Seafood Bistro SARU 代々木上原、SARU Apero Bistro 自由が丘、FAST ITALIAN COZAR(ファストイタリアン コザル)(尾山台)を運営しています。

今回頂いたのは、、、、

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まずはロッジの宴/シェフお任せ前菜ドッカン"山"盛り(1900円)。豚のリエット、豚のロースハム、虹鱒のスモークコンフィ、川エビのフリット、ポテトサラダ、ピクルス、チーズの7種。とても手がかかっていて、どれもおいしいのですが、リエット、虹鱒、ポテトサラダが特に秀逸でした。

他テーブルでは単品で頼んでいる方もいました。それを見るとコスパ的に……という感じもしたので、2人以上で行ったら、盛りにするのが正解かもしれません。

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恵美さんの愛情牛"Emeat"黒毛和牛赤身肉ステーキ(200g/2200円)はちょっと残念でした。肉がパサパサ。焼き方がイマイチなのかな。もし次回、メインを頼むことがあるなら、豚か鹿にするだろうなぁ。ステーキに添えたアスパラ(ステーキなどの炎の溶岩石グリルを頼めば+300円)はとてもおいしかったです。

ステーキを含む"炎の溶岩石グリル"がメインなのですが、ここがかなり重たい印象。内容も価格も。もう少しコスパのよさを感じさせてもらいたいところ。

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ロッジ風ミートソース、手打ちパッパルデッレ(1300円)。シカ肉とトマトをベースにしたソース。クリームと混ぜて食べます。これはいいですねぇ。ふくよかで甘い濃厚なソースと平たいパスタがよくからむ。とてもおいしかったです。

使い方としては、女性二人、あるいはデート、もしくは一人でワインを飲みながらつまんだりパスタを食べたり(カウンター的な席もあります)、がいいかもしれません。ステーキ以外はとてもおいしかったので、再訪はぜんぜんありだと感じました。

ところで、冒頭の"アレ"ですが、こちらもやはり、オーナー・猿田伸幸氏はグローバルダイニング出身の方でした。店の作り、接客でわかりますね。

「LODGE BISTRO SARU」は素材にこだわっているという自負があるためか、一品一品をとても丁寧に説明してくれます。ロッジというコンセプトからも、客とのコミュニケーションを大事にしている印象です。ただ、これが時折、過剰に感じられることもあるので、もう少し落ちつかせてくれよ、とw

まだ酒が残っているのにグラスを下げ、次の注文を取ろうとしたり、食べ終えた皿をすかさず片付けて行ったり、目があった瞬間、特に用はないのに「何かご注文ですか」と飛んできたり。よく言えば手際がいい、悪く言えばせわしない。

ここに限らず、グローバル臭の強いお店では、似たようなことを感じがちです。基本的にはとても気のきいた接客ではあるんですけどね。

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さて、以下は別日、オープンして3年半ほど経った頃に行った際の料理です。

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正式名称は失念。上から順に魚(エビ)の冷製カルパッチョ、魚(どじょう)と旬野菜ののフリット・わさびタルタルソース、エゾ鹿のパテドカンパーニュ、安曇野放牧豚の超希少レバーのソテー(りんごチップで瞬間燻製)、エゾ鹿・豚肩ロース・バイリングのグリル、パスタ。

山がコンセプトなので、海のものは使わないそう。ですから、エビは川エビだったかな?で、魚はどじょう。バイリングは"陸のアワビ"とも称されるキノコ(アワビタケ)。

やっぱ鹿がいいですね。それほどクセは強くないのですが(クセはあったほうがいい。クセなくしてなにがジビエかw)、なかなか野趣が溢れててうまみがあります。

3年前と比べて随分と印象が変わりました。スタッフの対応もいい感じ。当初は女性客が多いイメージだったのですが、男性客も多いし、パーティーでもよく利用されているようです。

正直、ちょっとお高いなとも思うのですが、おいしいことはおいしいです。一度のぞいてみてはいかがでしょうか。

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