MEAT JOURNEY 2018

下馬の極狭居酒屋「ごちそう生活」で逡巡。アツアツに揚がった半熟玉子をどうやって食べる?~失敗の後に大どんでん返しの奇跡

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野沢通りと三宿通りが交わる下馬一丁目交差点のすぐ近くに、とても小さな居酒屋があります。「ごちそう生活」です。面白い店名w

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カウンター7席程度ですが、逆L字といいますか、客の背中が合わさるような形で座るので、とても狭いです。2~3人が入れる立ち席もありますが。

レモンサワーを飲みつつ、まずは牛スジコロッケ。

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もっちりとしたタネ。柔らかい牛スジがポロポロと混ざっています。

一応、串揚げがメインの居酒屋っぽいので、串揚げも注文。

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シイタケと串カツ。サクっとした衣は薄めでさっぱり。塩が添えられているのですが、このタイプなら確かにソースより塩のほうがよさそうですね。

串揚げは注文が入ってから仕込み始めます。開店直後だったからか、いつもそうしているのか。混みあって来ると大変そうだ。それなりに時間がかかりますから、店内を観察してみます。すると……。

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『目玉焼きの黄身 いつつぶす?』(おおひなたごう)。こんな漫画があったんだ。ちょっと読んでみたのですが、めちゃくちゃ面白いw 目玉焼きの食べ方は千差万別ですからねぇ。現実社会でも言い争いになりがちなテーマではありますw


目玉焼きの黄身 いつつぶす? (ビームコミックス)

漫画があまりにも面白く、夢中になってしまいました。そうしたら、頼んでいた半熟玉子揚げが運ばれてきました。

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「中、熱いので気をつけて下さい」

……。

まさに今読んでいた漫画そのものじゃないか。

理想を言えば一気にひと口でいきたい。そうすれば黄身がこぼれません。ただ、熱いと注意を促されました。ひと口では危険かもしれません。縦にしてうまく半分だけ食べて、黄身がこぼれないようにするか? いや、噛んだら白身部分がグニャっとなって、やっぱり黄身はこぼれるはず。あああ、悩んではいけない。熱いうちにサクッ、トロッといかねば!

人間、焦ると突拍子もないことをしがちです。私はその時、一番やってはいけないことをしてしまいます。驚かないで下さいね。

なんと、半熟玉子を箸で真っ二つにしてしまったんです!

箸が勝手に動いたんです!

半分だけは上に向けられたので、ちゃんと食べられました。だけど、残り半分の黄身はものの見事にドロっと流れ出てしまいました。あー、やっちゃった。

しかし、ここで大どんでん返し。

半熟玉子の下にはキャベツが敷かれていました。このキャベツに流れ落ちたので、うまくキャベツをすくい上げれば、黄身が無駄にならなそう。まずは半分の白身を食べ、黄身がこぼれ落ちないようキャベツを取り上げ食べました。

奇跡です。奇跡が起こります。

このキャベツ、ダシ醤油のようなドレッシングがうっすらとかかっていました。てことは黄身とダシ醤油が混じり合います。まさしくこれは卵かけご飯のあの味! うまーい! ごちそうだw

焦りから生じたミスだったはず。なのにこれが奇跡のコラボを生み出しました。いやいや、待てよ。こうなることを見込んで、店主はキャベツにこんな味のドレッシングをかけているのか? すごく気のつく優しい店主ですから、それくらい想定していてもおかしくない。この奇跡は店主の計算と心遣いが生み出したというわけか。脱帽。

日中の暑さをほんの少し残した三宿通り。少々汗ばみながらも、軽やかな足取りで学芸大学方面へ戻ります。今宵出会えた奇跡に感謝して。

ごちそう生活
東京都世田谷区下馬1-17-3 1F
03-6450-9671
公式サイト

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