焼鳥屋「麻顔(あさがお)」(下馬)のおいしい焼鳥とおでんと笑顔にほだされて/野沢通りの不思議

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野沢通りがややこしいんです。正確には、旧山手通りの西郷山公園付近から蛇崩を通り、その先の三宿病院入口の交差点までが野沢通りです。たぶん。

1940年に開催されるはずだった東京オリンピックは、日中戦争の影響などで開催権が返上されました。このオリンピックに向け、山を切り崩して道を整備したというのが野沢通りで、”幻のオリンピック道路”なんて言われたりします。

ただ、上記区間に野沢は含まれていません。ちょうど目黒区の端と端の間が野沢通りと言われています。野沢じゃないのに野沢通りというのがなんだかとても変な感じ。さらに、じゃあ三宿病院入口の交差点から龍雲寺の交差点までの区間(世田谷区内)は何通りなんだと。これがまたよくわからないw

なんてことがありまして、ややこしいので、このブログでは環七の龍雲寺交差点から下馬一丁目、蛇崩、山手通りの青葉台一丁目へと続く道を野沢通りと呼んじゃってます。

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そんな野沢通りの下馬一丁目交差点近くに「麻顔(あさがお)」という焼鳥屋があります。すぐ隣は「はがくれ」という有名なやきとん屋。「はがくれ」には行ったことはありますが、「麻顔」には行ったことがないので、先日、行ってみました。

1階はカウンターとテーブル2席ほどで、2階はお座敷。焼き担当の大将と女性スタッフがいらっしゃいました。ご夫婦? どうなんだろう。

まずはレモンサワーと焼鳥を注文。

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上から、ごまレバー、レバー、つくね、ヒナ、ボンジリ、ホルモン(食道)、手羽先。炭火ですから、表面がパリッと香ばしく、中はジューシー。肉の芯までアツアツです。ひと串は小ぶりですが、その分、焼き上がりは早い。多くお客さんが来る小さな店では、これくらいがいいんです。じっくり焼いていては回りません。

レモンサワーがまたうまいんだよなぁ。なーにが違うんだろう。

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カウンター横に据えられたおでん台も気になります。

「薩摩みそおでんって書いてますけど、薩摩みそってのがあるんですか?」

「いえ、鹿児島にはおでん文化がないんですよ。その代り、牛スジとコンニャクを味噌で煮込んだ料理があって、それをアレンジして、うちではおでんにしています」

なーるほど。そうなんだ。せっかくですから、食べてみましょう。

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大根、ちくわ、たまご。見た目ほど味は濃くありません。まろやかな味噌とダシでコクがあります。ダシがタネにしっかりしみ込んでいて、とてもうまい。

さきほど頼んだ芋焼酎「志(こころざし)」ともよく合います。これがまたおいしかったなぁ。黄金千貫で白麹。芋がしっかり出ていますが、スッと一本筋の通ったようなキレもあります。

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古民家のようなロッジのような趣があります。大将は炭台の前につきっきりなので、あまり顔は見えませんでした。坊主頭でヒゲで、寡黙な九州男児って感じ?

印象的だったのは女性のかたです。化粧気はそれほどなく、見た目は一青窈って感じだったかな。さっぱり美人。いや、ほんとキレイな人だ。明るくてずっと笑ってます。顔つきもキレイだけど心がキレイ。いいなぁ、こういう女性。素敵だなぁ。

せせりの唐揚げが気になりました。でも、あえて頼みませんでした。次回、来る時の楽しみに取っておきたくて。

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芋焼酎がいっぱいあって、焼鳥が安くておいしくて、おでんもおいしくて、女性はめっちゃキレイで笑顔がかわいくて。もし近所にあったら、絶対に通い詰めるだろうな。ボトルも入れるね、確実に。

麻顔(あさがお)
東京都世田谷区下馬1-17-8
03-3413-1106
食べログ

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後藤ひろし(ひろぽん)

雑誌・書籍編集兼ライター、ウェブディレクター。主に学芸大学駅(学大)界隈で飲んでます。学芸大学で巡った飲食店の数は約350軒。

https://twitter.com/gokky_510

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