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おろしそば みぞれ(学芸大学)の名物・辛味おろしそばが絶品!香り豊かなおいしいそばと丼のランチセットもボリューミーでお得!

みぞれのランチセットはおいしくて安くてボリューミー

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学芸大学駅から徒歩2分。西口商店街のサーティーワンの角を右折すると、おろしそば みぞれがあります。

東口方面の線路沿い、函館IZAKAYA ながまるの場所で創業(2008年?)。2012年の秋ごろに現在地に移転してきました。

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ランチセットが評判で、時に表まで並んでいることも。

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階段を上った2階がお店です。

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店内はテーブル席がいっぱい。とても広いです。そしてきれい。ちょっとよさげな和食屋といった趣です。

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レジ横には電動の石臼製粉機が鎮座。全部挽いているかどうかはわかりませんが、少なくとも自分のところで挽いてるものもあるようです。

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店名の通り、おそしそばがウリです。おろしそばは福井県ではポピュラーな、ゆでたそばに大根おろしをかけて食べるそば。越前そばとも言うそうです。

ただ、初回はできるだけシンプルにいきたいタチ。ランチセットのA、冷たいせいろ(無料で大盛り)とミニ丼ぶり(ふわふわ卵の鶏そぼろ丼)を注文しました。

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ひえぇ。ボリューミー。そしてきれい。器、皿もいいですね。

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まずは何もつけずにそばをひと口。むむむ。こりゃすごい。そばの香りがしっかりします。芳醇。歯切れもプツっといい感じ。喉越しもいい。よく見ると、太さがまちまちです。ほっほぉ。

「手打ち」と言っていませんので、機械は使っているはず。けど、このコシ、不揃いな太さは手打ちっぽい。捏ね(こね)、延し(のし)は機械で、切りは手か?

いずれにせよ、とてもおいしいです。手打ちではないそばで、ここまで手打ちに近づいているそばは他にそうはありません。汁もダシがしっかり香ります。

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鶏そぼろ丼もしっかりした味で超うまい。これが850円? かなりお得感がありますね。人気なのも納得。

なんだろうな。そう。趣味がいい。内装も食器類もスタッフのみなさんの格好もすべてが。何らかの事情があって「手打ち」にはできないのでしょう(手間とコストの問題だと思いますが)。けど、だからといってすべてを機械任せにはしない。ここだけはってところは、しっかり手を加える。その心意気もいい。

ひとつ欲を言えば、そば猪口は白っぽい色がいいなぁ。これだと、どこまで汁が入っているかが見えなくて。全体の色の統一感ってのがあるから、仕方ないかぁ。

ランチでそのうちまた行っちゃうな、きっと。おろしそばも食べてみたいし。

見事な辛味おろしそば

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後日、辛味おろしそばを食べに再訪。この日も満席。

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初めて気づきました。そばには2種あるんですね。先日食べた普通のランチセットは普通のそば。そしてもう一種、自家製そばというものもあります。何の差だろう。

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辛味おろしそばの大盛り。

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大根おろしに使われている大根は親田辛味大根。ぶっかけスタイルで頂きます。

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まずはそのままひと口。かなり前に食べたので、前回のそばとの差ははっきりとはわかりません。けど、こちらの自家製そばもコシがすごい。ピンと張りがあってプツッと小気味いい歯切れ。そばもしっかりと香ります。やっば。

つゆを軽くひと回しかけ、全体をざっくりと混ぜて食べます。いやー、素晴らしい。すごい。辛味大根がピリッとします。これはワサビと同じベクトルの辛さ。これにだしの塩味(えんみ)と甘味、かつお節の香ばしさが相まって、多重な風味が口内いっぱいに広がります。

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途中でテーブルに据えられている七味とあられを投入。食感と風味がより一層楽しくなります。

いいそばだなぁ。とてもよくできてる上等なそば。けど、肩ひじ張らずにカジュアルに頂ける感じもいい。ほんとすごい。

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いっぱい残っているつゆも残しません。つゆ全部を飲み切るのに、そば湯の桶2杯分必要でした。

本当はそば湯&そばつゆを飲む用のそば猪口がもらえるはずです。優勝力士が大盃で日本酒を飲むかのごとく、こんな大きな皿を持ち上げてそばつゆを飲む人はいないでしょうw そば猪口を出し忘れたのかな。頼めばもらえるとは思っていましたが、こうして飲むのもまた一興。

参りました。この辛味おろしそばは学大ランチでも最上位クラス。絶対に一度は食べてみるべきです。

SHOP DATA

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余談。chiffon cakes fuwari(東京都目黒区東が丘2-11-15)、ASPREAD(有限会社アスプレッド)、Apercu Design Studio、ファッションデザイナー・ATSUKO IMAI。このあたりとの関係が気になります。

みぞれとフワリの公式サイトのドメイン所有者が同じ(ATSUKO IMAI)、サイトのコピーライトが同じ(ASPREAD)、店頭に出しているメニュー黒板が同じ(だった)、そこに描かれている葉っぱのマークも同じ。ふむ。

手打ちそばの定義

"(生麺の)そば"および"手打ち"は「生めん類の表示に関する公正競争規約」という業界ルール(景品表示法第11条に基づく)によって定義されています。手打ちに関する規定はこんな感じです。

第4条 生めん類に、次に掲げる文言を使用する場合は、当該各号に掲げる意味により使用するものとする。

(1) 「手打」

製めんに際し、原料に加水して麩質(グルテン)が形成するように混練し、熟成させた後、延棒で圧延し、包丁でめん線状に裁断すること及び熟成させた後、手作業によりめん線状に延ばし一定の長さに切断することであって、その工程をすべて手作業により行うことをいう。ただし、混練工程のみ機械で行うことができる。

(2) 「手打式」及び「手打風」

製めんに際し、原料に加水して麩質(グルテン)が形成するように混練し、熟成させたのち、めん体の方向が交錯するように緩慢な方法により圧延し、包丁又は手切りに近いうす刃の切刃によって裁断することであって、その工程の全部又は一部を機械作業により行うことをいう。

全国公正取引協議会連合:生めん類の表示に関する公正競争規約(PDF)

そば粉(と小麦粉など)と水で練る作業は手作業か機械かは問われません。それ以外の延ばしたり切ったりする工程が手作業だと「手打ち」です。機械が使われると「手打ち」と言えません。

「手打式」「手打風」という言葉はほとんど見かけません。おそらくですが、言葉としてのイメージがよくないからでしょう(ネガティブなニュアンスを感じさせかねない)。わざわざそんなことを書くくらいなら、何も書かない方がいい、というのが一般的な経営判断なんだと思います。

逆によく見かけるのは「自家製麺」。上記規約とは関係のないはなしですが、自分のところで製麺している場合は自家製麺と謳う場合があります。どこかの工場で作られたものを仕入れているわけじゃない、というポジティブなアピールになります。

次に手打ちそばの特徴です。見た目としては、延ばし、折り畳みに限度がありますから、そう長くはありません。また、そばの角がピンと立っていて、太さや形に少々ばらつきがあるのも手打ちそばの特徴です。

手打ちそばはプチっとした歯切れでコシがしっかりとあります。また、手打ちそばは原材料にもこだわっていることがほとんどですから、そばのいい香りがします。

手打ち、手打ち式/手打ち風、押し出し式機械麺では、かなり違います(前ふたつはわかりづらいこともありますが)。ぜひ、いろいろ食べ比べてみて下さい。

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