「飯塚精米店」(学芸大学)のおむすびを碑文谷公園で食べてきた~おしゃべり好きなお母さんは、おむすびと黒板で店と人と街とを結ぶ

学芸大学駅東口商店街の「カルディ」を右折してずっと真っ直ぐ行くと、目黒通りの碑文谷交差点に出ます。イオンスタイル碑文谷(旧ダイエー碑文谷店)の前です。途中には食事処「風乃詩(かぜのうた)」やそば屋の「美やこ」があったりするのですが、その先に「飯塚精米店」があります。

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「飯塚精米店」では精米、お米の販売、おむすび等の販売をしています。前を通ったのがちょうど昼時。おむすびを買ってみました。

「こんにちはー。おむすびを買いに来ました」

「どれにしましょう」

「味噌ツナと、あとは……多くて悩むなぁ」

「すじこはどう? おいしいわよ」

「じゃあ、すじこと、あと赤飯お願いします」

「赤飯も人気」

「そうなんですか」

「迷ってる方には、すじこと赤飯を勧めてるの。赤飯は嫌いじゃなければね」

「赤飯が嫌いな人って多いんですか?」

「小豆がダメっていう人がいるわよねぇ」

明るくてお話し好きなお母さんです。女ってのは、ほんとよくしゃべるな。disってるわけじゃなく、あのお年になられてもかわいらしいな、という意味でw

「430円ね。はい、100円のお釣り」

「こちらは長いんですか?」

「古いわよぉ」

「どれくらい?」

「どれくらいかなぁ」

「30年?」

「いやもっと」

「50年?」

「いやぁ」

「40年?」

「と、ちょっとくらいね(笑)」

キャバ嬢の年齢当てかよw disってるわけじゃなく、かわいらしいな、という意味でw

※後日、昭和27年(1952年)創業とわかりました。てことは、63年じゃんw サバ読むあたりもキャバ嬢かよwww

レジの横にはこんな黒板が。

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はははw なんかいいなぁ。一種のコミュニケーションツールだよなぁ。黒板をしげしげと眺めていると、お母さんはこうおっしゃいます。

「それ書いてるのよ」

「毎日、お母さんが書いてるんですか?」

「そうそう」

「へぇ。かわいらしいですねw」

「その撮ってる写真どこかに載せるの?」

「一応、そのつもりです。インターネットに」

「あら、ほんとぉ。いっぱい宣伝してね(笑)」

「はい(笑) ありがとうございました」

「ありがとうございました。また寄ってね」

家で畏まって食べるようなもんじゃありません。すぐ近くの碑文谷公園で食べることにしました。

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碑文谷公園とおむすび、の図。シュールw

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ご覧の通り、形がそろっています。食べてみたら、具が薄く平らに伸びて詰まっていました。紫蘇もキレイにおむすびの形に沿って折れ曲がっています。きれいに整ったおむすび。

すじこは漬け具合がちょうどいい。自分のところで漬けているのかどうかはわかりませんが。紫蘇との相性もばっちり。赤飯はモッチリ、ホクホク。塩味(えんみ)が控えめで優しい味わいです。味噌ツナはショウガがきいています。こりゃうまいな。

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「飯塚精米店」のおむすびは、”おにぎり”ではなく”おむすび”。おにぎりとおむすびの起源や違いに関しては諸説あるようですが、おむすびは”お結び”とも書けます。

むす・ぶ【結ぶ】

4 互いに関係をつくる。
(ア)交わりを緊密にする。「親交を―・ぶ」「縁を―・ぶ」

デジタル大辞泉より

お店の人、お店に来る人、街の人。長い間、いろいろなものを結び付けてきたおむすびなんですね。

飯塚精米店
東京都目黒区碑文谷6-1-5
03-3712-7281
公式サイト

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後藤ひろし(ひろぽん)

雑誌・書籍編集兼ライター、ウェブディレクター。主に学芸大学駅(学大)界隈で飲んでます。学芸大学で巡ったお店の数は約350軒。

https://twitter.com/gokky_510

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