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VOVO(ボボ) 学芸大学駅前店の2コンビネーションカレーで味わうカタルシスと背徳感~原宿・GHEE(ギー)の流れを汲むVOVO

VOVOの綺麗なカレーをどう食べるか

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学芸大学駅のバス通り沿いにあるカレー屋・VOVO(ボボ) 学芸大学駅前店。休日のランチで行きました。ひっさしぶりだなぁ。

オシャレなカフェのような店内。客層もオシャレさんぽい人が多いです。ランチは「2コンビネーションカレー」しかありません。野菜カレーともうひとつは3種の内から選びます。私はバターチキンカレーを、相方はドライカレーをチョイス。

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野菜カレーに入っている粒々はココナッツのみじん切り? 食感がシャクっとしています。甘みとスパイスの刺激がちょうどいい感じ。見た目はサラッとしていますが、何気に奥深い味わいです。バターチキンカレーはトマトの酸味がしっかり残っています。ですから、甘くはあるのですが、もったりとはしていません。うん、おいしい。

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相方のドライカレーも少し食べました。コーンとグリーンピースの甘みが出ているふくよかな味わい。

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どのカレーもそれほど辛くありません。ですから、一緒に出てくる唐辛子をお好みで。ピクルスのような漬けもののような薬味もとてもおいしいです。

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さて、VOVOのカレーをどう食べるかというのは、いつも議論になるところ。私はなんとなく半分のラインを目安に、ライスの両サイドを削り取っていくかのごとくバランスよく食べて行きます。

几帳面なA型が嫌になる瞬間です。なぜもっと大胆になれないんだ! そこで、私は今回、思い切った行動に出てみました。ライスを2/3ほど食べた時、ライスの真ん中を決壊させてみたのです。さらに、相方のドライカレーも乗せてみます。

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あああ。カタルシス。

夏の海辺。砂を洗い流し、サンダルをはき、駐車場へと向かいます。砂がつかないよう、慎重に歩きます。しかし、どうしても砂がついてしまいます。気持ち悪い……。ええい、ままよ。もういい。つくならつけ! ガンガン歩いていきます。もう知らん。あとでどうにかなるさ。けど、そーっと歩いていた時より、なんだか気持ちいい。もう怖いものはないから。

そんな感じ。わかりづらいたとえですか? ですよねw

混じり合ったカレーは別の表情を見せてくれます。何カレーとかそういう分け方、必要? カレーはカレー。うまけりゃそれでいいじゃん。そういう開き直りが、カレーをより一層おいしく感じさせるのです。

さらに、ナイルレストランのムルギランチのごとく、3種のカレーもライスも薬味も、すべてをガンガン混ぜ合わせます。カレーは再び違う表情を浮かべます。なんだろう、この背徳感。だけど快感。そしてうまい。

食べ終えた瞬間。私はもっと恐ろしいことを思いついてしまいました。今度は最初から2色のカレーをグッチャグチャに混ぜてやろうか、と。ひと口目の前に全部を混ぜ混ぜにしてしまうのです。うわあ。やってみたい。この綺麗なカレーを汚してみたい……。

変態ですよ。ええ。否定しません。

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VOVOの源流は原宿にあったGHEE

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原宿(神宮前)にGHEE(ギー)というカレー屋がありました。2004年に閉店し、その後、いろいろあったのですが、2013年、元の店のすぐ近くで再開しました(ランチのみ)。

GHEEが閉店する前に働いてらっしゃった方が、GHEEと同じようなカレーを出す店を2006年に出しました。これがVOVO 新潟店。そして2013年に学芸大学に2号店となるVOVO 学芸大学駅前店ができました。

GHEEの流れを汲んでいますから、VOVOのカレーは"GHEE系"などと呼ばれます。私はGHEEで食べたことはないのですが、写真を見る限りは確かにそっくりです。

原宿から新潟、そして学芸大学。時代、場所は違えど、愛されるものってのは変わらんのですねぇ。

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