246沿いにできたラーメン屋「家系上馬」(駒沢大学・三軒茶屋)は豚骨も醤油もしっかり味わえるおいしい家系ラーメンでした~濃厚だけど優しいのは店主の人柄もダシだから

2016.4.3追記:4月1日に食べに行こうと思ったら、赤いテント看板が取り外され、店内も営業を休んでいるかのような様子でした。電話も不通。調べたところ、閉店したようです。約1ヶ月半で……残念。追記以上

所用で国道246号線を走っていたら。

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おっとっと。二郎インスパイア系「蓮爾(はすみ) さんこま店」があった場所に、新しいラーメン屋ができてるじゃないですか。ガラスには18:00~1:00と書かれています。翌日、行ってみました。

※「蓮爾 さんこま店」は桜新町方面の246沿いに移転して、「蓮爾 新町一丁目店」として営業しています

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駒沢大学駅から徒歩10分弱ほど。三軒茶屋駅からだと10分強くらいでしょうか。環七と246が交わる上馬交差点から200mほど三軒茶屋方面に向かったところに、「家系上馬」というラーメン屋ができました。のちにわかったのですが、2016年2月15日にオープンしたそうです。

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入ってすぐに食券機があります。ラーメンが600円というのは、このあたりの相場からすると安いですね。せっかくですから、いろいろ乗っている上ラーメン(900円)にしてみました。

「ご要望はありますか?」

「堅めでお願いします」

「かしこまりました」

とても優しそうな面持ちのお兄さん。これものちにわかったことですが、「千家 根岸店」で11年間、修行されていたそうです。

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L字カウンター。すりおろしニンニクと豆板醤があります。堅めのせいでしょうか、思った以上に麺の茹で時間が短いです。器に返しを入れ、白濁スープを注ぎ、麺を入れます。続いて、海苔、チャーシュー、ほうれん草、ネギ……え。お兄さん、そんなに入れますか。食券機に貼ってあった写真と違うぞw

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わぉ。ボリューミー。

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薄い油の膜がスープの表面を覆っています。その下のスープ本体までレンゲを潜らせ、ひとすすり。ホッとしました。よかった。本当に家系だ。ちゃんとした家系。

最近、家系と名乗ってはいるものの、ぜーんぜん家系じゃない”エセ家系”がまあ多いこと。だから、家系と謳っているラーメン屋に行くと、逆にドキドキしちゃうんです。ここは大丈夫か? 本当に家系だろうな?と。

それほど家系に精通しているというわけでもありませんが、これならわかります。「家系上馬」はれっきとした家系です。ちゃんと醤油もガッツリきます。家系はこうでなきゃね。

ただ、尖ってはいません。豚骨も醤油もしっかりしてはいますが、変にくどくない。しょっぱくない。あとは好みの問題と、この味をどう表現するかの違いでしょう。優しいっちゃあ優しい。けど、物足りないわけじゃない。ちょうどいい感じ。変なクセがない、どんどん食べられる、バランスのいいスープです。

それもそのはず。店主がそういう顔をしてますもんw 頑固な職人って感じの顔じゃない。物腰柔らかで優しい。そういう人が作るスープは、おのずと味もそれに近似します。

家系にしては麺が細めかな? けど、このスープならこの太さがむしろいいのかも。半分ほど食べたところで豆板醤を投入し、2、3口食べたらさらにニンニクを追加。お腹が膨れていくにつれ、味が濃くなるラーメン反比例。チャーシューもいい、ネギのシャクシャクもいい。うん、おいしい。私は大好きな味です。

隣のサラリーマン二人組はライスもいくのか。若いねぇ。おっちゃんはこれで十分すぎだよw

器とコップをカウンター上にあげて「ごちそうさまでした。めっちゃおいしかったです」と伝えました。店主は少し戸惑いながら、恥ずかしそうに「あ、ありがとうございます」。

強烈なファンがいる「蓮爾(はすみ)」ですら離れた場所。状況はきっと厳しい。けど、こんなにおいしいんだから、なんとかがんばってほしいなぁ。店主もいい感じの方だし。機会があれば、また食べにいこっと。

家系上馬
東京都世田谷区上馬1-4-13 菊地ビル1F
03-6450-9555
ラーメンデータベース

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後藤ひろし(ひろぽん)

雑誌・書籍編集兼ライター、ウェブディレクター。主に学芸大学駅(学大)界隈で飲んでます。学芸大学で巡った飲食店の数は約350軒。

https://twitter.com/gokky_510

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