戦前から続く老舗そば屋「志ら井」(駒沢大学/上馬交差点)で、お母さんがあまりにも美人だったから、思わずカツ丼ともりを両方頼んでしまい、お腹が破裂しそうになった。けど、どっちもボリューミーでうまかった!

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駒沢大学駅から徒歩10分弱。三軒茶屋駅から約15分。国道246号線と環状七号線が交わる上馬交差点のすぐ近くにあるそば屋「志ら井」。軽度の二日酔いを解消すべく、がっつりしたカツ丼を食べに行ってきました。

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店内には4人掛けテーブルが5つほど。中学生のお嬢さんとお父さん、ご年配の夫婦、ご婦人お一人と、客層がバラエティ豊か。

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さて、どうしようかな。セット物がないから、カツ丼ともりを単品で行くか? いや、さすがに量的に厳しいか。けど、せっかくだしそばも食べてみたい。うーん……。

「いらっしゃいませ」

水を持って来てくれたのは背中が少し丸まったお母さん。超美人! まじキレイ。おそらくは優に70を越えてるだろうお歳。けど、ちゃんとメイクをなさっています。ピンクの頬紅がチャーミング。お肌ツルツル。いやあすごい。なんかドキドキw

「カツ丼ともりお願いします」

お母さんがあまりにも美人で思わずふたつ頼んじゃいましたw

それなりに時間がかかります。ちゃんとカツを揚げてるからでしょう。やってきたのがこちら。

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デカッw

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まずはそばをひとすすり。細めでツルっとしたそば。そこそこコシもあります。とてもおいしいです。

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続いてカツ丼。箸を入れてわかりました。豚が巨大です。厚みもすごい。これまで食べて来たカツ丼の中でもっとも大きく、もっとも厚いカツかもしれません。けど、肉質はとても柔らかい。ジューシー。

そして衣がすごい。煮られてツユを吸ってはいますが、カリっと揚がっていたことがわかる食感。衣は薄めなのでしつこくない。こいつはやばいな。超うまい。

メニューにはカツ丼(上)もありました。並みがこれでしょ。上ってどんなやねんw

とてつもない量でしたが、がんばって平らげます。お腹がいっぱいになりすぎて、そば湯は2口ほどしか飲めませんでした。

食べ終えてしばし休憩。店内の様子を観察します。

お母さんは厨房とフロアを行ったり来たり。厨房には息子さんとひと目でわかるほどお母さんにソックリな男性。ツンと高く伸びた鼻なんてまったく同じ。ふふふ。

50年前のお母さんを見てみたいな。とんでもない美人だったろうな。それに、このお顔立ちからすると、当時としては相当にハイカラで日本人離れした洋風な容姿だったんじゃないかなぁ。うーん、美人だ。

会計時、お母さんにチラッとお話しをうかがいました。お店ができたのは戦前で創業85年ほど。息子さんが3代目だそうです。ドキドキしちゃって、あまりうまく話せませんでしたw

上馬交差点界隈には、おそらくは形骸化しているであろう商店会・上馬商店会があります。ネットで調べてみると、こんな紹介文がありました。

当上馬商店会は、国道246号線と環状7号線が交差する点を中心にして展開している商店街です。

戦後まもない頃、ここに玉川線という路面電車が走っていました。当時は活気ある街で玉川通りにも人が集まり栄えておりました。

その頃このあたりは2つの商店街にわかれていましたが、昭和39年に東京オリンピックが開かれることになりそれを機に2つの商店街が1つになり上馬商店会が誕生しました。

初代会長には白井安久氏が選ばれ、平成8年迄会長を務めされました。

ウキウキ世田谷どっと混む:商店街の紹介【上馬商店会】

上馬商店会の成り立ちも興味深いですが、初代会長のお名前も気になります。白井安久氏。もしかして「志ら井」の方??

上馬交差点付近に商店と呼べるようなお店、しかも何十年と続いていそうなお店はほとんどありません。そんな中、いまだにこれほどお客さんを呼び込めているというのはすごいことです。

おいしくてボリューミーなそばとカツ丼。オシャレで美人な楽しいお母さん。お母さんソックリな働き者の息子さん。まあね。これだけ”ヒキ”がありゃあ、客足が途絶えることありませんわな。老舗の底力をまざまざと見せつけられた思いです。

お母さん、いつまでもお元気で。また近いうちに寄らせて頂きます。

志ら井
東京都世田谷区野沢2-33-5
03-3421-6455
食べログ

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執筆者:後藤 ひろし(ひろぽん)
雑誌・書籍編集兼ライター、ウェブディレクター。主に学芸大学駅(学大)界隈で飲んでます。
https://twitter.com/gokky_510

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